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教員にオススメの資格~もっておくと役立つ知識~

更新日:2023/10/24

毎日が忙しい教員の仕事ですが、定期的に新しい分野の勉強をして、知識やスキルをアップデートするのも大切ですよね。「時間があったら、新しい知識を学びたい!」と思っている先生もいるのではないでしょうか。

新しい知識を得ることで、仕事が効率化したり、仕事の可能性が広がったりします。今回は、もっておくと役立つ「教員にオススメの資格」をご紹介!

元教員が教員の仕事に役立つ資格を5つ紹介しますので、
「新しい資格の勉強をしようかな。」
「教員の仕事に役立つ資格はないかな?」
「新しい知識を学んで、スキルアップしたい!」
このような先生はぜひ記事を最後まで読んでください。

教員にオススメの資格①:英語関係の資格

まずおすすめしたい資格は、「英語関係の資格」です。
英語関係の資格には、
・英語検定
・TOEIC
・TOEFL

などがあります。

英語の資格を取ることで、
・自分の英語力に自信が持てる
・万が一、転職を考えるときにも役立つ

このようなメリットがあります。

 

特に英語教員の場合は、英検準1級は取得しておきたいところ。
なぜなら、市町村の教育委員会が、「英検準1級以上の英語力をもつ英語教員の割合を75%以上にする」等という目標を掲げていることからもわかるように、求められる英語力の基準が準1級に設定されているからです。

 

英語の資格取得のために学習することで、海外旅行で英語が使える等、自分の趣味の時間も充実させることが可能。万が一、転職を考える際にも、転職活動の強みになります。

自分磨きや、スキルアップのために英語の資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

教員にオススメの資格②:マイクロソフトオフィススペシャリスト

2つ目に紹介する教員におすすめの資格は、マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)です。

マイクロソフトオフィシャルスペシャリストとは、マイクロソフトワードやエクセル、パワーポイントの使用についてどれだけ理解しているかを証明できる資格。

 


資格には、スペシャリストレベル(一般)とエキスパートレベル(上級)があり、
・ワード
・エクセル
・パワーポイント
・アクセス
・アウトルック

5種類の試験科目から受検できます。

マイクソフトオフィススペシャリストの資格を取ることで、学習した実用的な内容を仕事に活かせるのが1番のメリット。 学校の業務はワードやエクセル、パワーポイントを使うことが多いので、実用的なスキルを身につけることで作業も効率化します。

私はエクセルが苦手だったので、クラスの席替えの表作成を他の先生にお願いしてしまっていましたが、エクセルを理解すると簡単に作成できますよね。成績の管理などにも役立つエクセルの知識は、持っていて損はありません。

 

また、マイクロソフトオフィススペシャリストの資格は、
・自分のパソコンスキルを客観的に証明できる
・就職や転職の際のアピールポイントになる

このような魅力もあります。

日常の業務の見直しや、作業の効率化を目指したい方におすすめの資格です。

教員にオススメの資格③:心理カウンセラー関係の資格

3つ目に紹介するおすすめの資格は、心理カウンセラー関係の資格です。学校に勤めていると、生徒指導で頭を抱えることも多いですよね。そんな時に、心理学やカウンセリングの知識があれば、様々な角度からの指導が可能になります。

スクールカウンセラーが定期的に来校する場合もありますが、生徒指導は頻繁に起こることであり、その度に該当生徒にカウンセリングを受けてもらうのは難しいのが現状。

 

自分で知識やスキルを身につけることで、いつでもカウンセリングを活かした生徒指導ができます。

心理カウンセラー関係の資格には、
・臨床心理士
・公認心理士
・メンタル心理カウンセラー
・チャイルドカウンセラー
・キャリアカウンセラー

など、さまざまな種類があります。

この中でもチャイルドカウンセラーは、「子どもの心に寄り添うカウンセラー」としての民間資格。学校や保育園などで、子どもと関わる時に活用できる資格です。大学生の時に教育心理学を勉強したものの、内容を覚えていない方も多いのではないでしょうか。

「生徒指導に力を入れたい!」
「生徒に心理学的な側面でアプローチしたい!」

そんな方は、心理学について学ぶことで、生徒指導の幅が広がります。

教員にオススメの資格④:ファイナンシャルプランナー

4つ目に紹介する教員におすすめの資格は、ファイナンシャルプランナー(FP)です。

「なぜ、ファイナンシャルプランナー?」と思う方もいるかもしれませんが、2022年から高校の社会や家庭科で「資産形成」の内容が組み込まれました。そのため、キャッシュレス決済や投資信託などについて教える必要が出てきています。

 

資産形成をするためにはいろいろな方法があるので、知識なしで説明するのは難しい部分も。お金の知識は人生を左右する大切なものなので、授業で教えるためには事前にしっかり学んでおきたいですよね。

ファイナンシャルプランナーの資格取得に向けて学習することで、
・ライフプランニング
・保険
・投資信託や金融商品
・税金

など、お金についての基本の知識を身につけられます。

 

社会や家庭科の先生だけではなく、お金について勉強することは、社会で生きる私たちの人生を豊かにするためにも役立ちます。生徒に教えるために、そして自分自身の生活をよりよくするためにも、ファイナンシャルプランナーの資格を取得することがおすすめです。

教員にオススメの資格⑤:Apple Teacher

最後に紹介する教員におすすめの資格は、Apple Teacher(アップルティーチャー)です。Apple Teacherとは、MacやiPadのスキルを持っている先生を指します。

 

タブレットの導入などが広まり、iPadの使い方で悩んでいる先生もいるのではないでしょうか?Apple Teacherの認証を受けられるように学習すれば、タブレットを効率的に、そしてクリエイティブに授業で活用することが可能です。授業でApple製品を使っている先生は、Apple Teacherのプログラムを使うことで、無料で学習をしたり、認証を受けたりすることができます。

 

例えば、PagesやKeynote、iMovieなどを使うために必要な基礎を学べます。なんとレッスンは120以上もあるようです。

 

Apple Teacherの認定を受けるには、Apple Teacher Learning Center(アップルティーチャーラーニングセンター)のクイズに合格する必要があります。合格後は、正式ロゴをもらえ、認定書のダウンロードが可能に。何より、iPadの基本操作が無料で学べるのが嬉しいですね。iPadでの授業が主流になる中で、身につけておきたいスキルのひとつです。

仕事の可能性も広げる新しい資格にチャレンジしよう

今回は、教員が持っておくと役立つ資格を5つ紹介しました。
・英語関係の資格
・マイクロソフトスペシャリスト
・心理カウンセラー関係の資格
・ファイナンシャルプランナー
・Apple Teacher(アップルティーチャー)

どの資格も教員の仕事に活用できる上、転職や自分の人生を豊かにするためにも役立ちます。
自分に必要だと思う資格取得のために勉強することで、新しいアイディアが生まれたり、自分の仕事に自信を持てるきっかけになったりすることも。

 

隙間時間や、長期休みを利用して、自分の知識やスキルを磨いてみるのはいかがでしょうか。この記事が、先生方の毎日がよりよくなるためのきっかけになると幸いです。

     

執筆者:Strobolights